IDE Integration
概要
Gemini CLI と IDE を連携させ、ワークスペースの文脈把握とエディタ内での diff 表示を可能にする。連携方法は 2 つ。
- VS Code companion extension: Antigravity、Visual Studio Code、その他 VS Code 互換エディタに「Gemini CLI Companion」拡張を入れる
- Agent Client Protocol(ACP): AI コーディングエージェントと IDE の相互運用のためのオープンプロトコル。JetBrains や Zed との連携で使われ、ACP Agent Registry を通じて発見・インストールできる
仕様
VS Code companion extension の機能
- ワークスペースのコンテキスト
- 直近アクセスした 10 ファイル
- カーソル位置
- 選択テキスト(上限 16KB。それより長い選択は切り詰められる)
- ネイティブ diff: IDE の diff ビューアで変更を確認・編集・受け入れ/拒否できる
- VS Code コマンド(Command Palette)
Gemini CLI: Run: 統合ターミナルで新しいセッションを開始するGemini CLI: Accept Diff: アクティブな diff エディタの変更を受け入れるGemini CLI: Close Diff Editor: 変更を拒否して diff エディタを閉じるGemini CLI: View Third-Party Notices
インストール
- 自動の nudge(推奨): 対応エディタ内で Gemini CLI を実行すると環境を検出して接続を促す。「Yes」で companion 拡張のインストールと接続の有効化まで自動で行う
- CLI からの手動インストール:
/ide install。IDE に合った拡張を見つけて入れる - マーケットプレイスからの手動インストール: VS Code Marketplace、VS Code のフォーク向けには Open VSX Registry
- 手動インストール後は CLI で
/ide enableを実行して連携を有効にする必要がある - 「Gemini CLI Companion」拡張は検索結果の下の方に出ることがあるとの注意書きがある
- 手動インストール後は CLI で
操作
/ide enable//ide disableで接続を制御する。有効なとき、Gemini CLI は自動的に companion 拡張への接続を試みる/ide statusで接続状態と IDE から受け取っているコンテキストを確認する- ファイル一覧はワークスペース内の直近 10 ファイルに限られ、ディスク上のローカルファイルのみを含む
diff の操作
diff を受け入れる方法:
- diff エディタのタイトルバーのチェックマークをクリックする
- ファイルを保存する(
Cmd+S/Ctrl+S) - Command Palette で Gemini CLI: Accept Diff を実行する
- CLI のプロンプトに
yesと答える
diff を拒否する方法:
-
タイトルバーの 'x' をクリックする
-
diff エディタのタブを閉じる
-
Command Palette で Gemini CLI: Close Diff Editor を実行する
-
CLI のプロンプトに
noと答える -
diff ビュー内で提案された変更を直接編集してから受け入れることもできる
-
CLI で「Allow for this session」を選ぶと、以後は自動承認されるため IDE に変更が表示されなくなる
ACP
- Gemini CLI は ACP Agent Registry で正式に提供されている。対応 IDE 内から直接インストール・更新でき、手動ダウンロードや IDE 固有の拡張が不要になる
- JetBrains IDE(IntelliJ IDEA、PyCharm、GoLand など)は registry を組み込みでサポートする
- Zed も ACP Agent Registry と統合している
- ACP Agent Registry に対応する他の IDE も、組み込みの registry 機能から Gemini CLI を入れられる
sandbox との併用
- macOS: IDE 連携は companion 拡張との通信にネットワークアクセスを要する。ネットワークを許可する Seatbelt プロファイルを使う必要がある
- Docker(または Podman)コンテナ: コンテナ内から、ホスト上で動く VS Code 拡張に接続できる。CLI は
host.docker.internalの IDE サーバーを自動的に探すよう構成されている。通常は特別な設定は不要だが、コンテナからホストへの接続を許す Docker のネットワーク設定が必要になりうる
切り分け
| メッセージ | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
Failed to connect to IDE companion extension in [IDE Name] | 接続に必要な環境変数(GEMINI_CLI_IDE_WORKSPACE_PATH または GEMINI_CLI_IDE_SERVER_PORT)が見つからない。通常は companion 拡張が動いていないか初期化に失敗している | 拡張のインストールと有効化を確認し、IDE で新しいターミナルウィンドウを開いて正しい環境を拾わせる |
IDE connection error. The connection was lost unexpectedly. | companion への接続が失われた | /ide enable で再接続。続く場合は新しいターミナルを開くか IDE を再起動する |
Directory mismatch... | CLI の作業ディレクトリが IDE で開いているワークスペースの外にある | 同じディレクトリに cd して CLI を再起動する |
To use this feature, please open a workspace folder in [IDE Name]... | IDE でワークスペースを開いていない | ワークスペースを開いて CLI を再起動する |
IDE integration is not supported in your current environment. | 対応 IDE ではない環境で実行している | Antigravity や VS Code など対応 IDE の統合ターミナルから実行する |
No installer is available for IDE. | /ide install を実行したが、その IDE 向けの自動インストーラが無い | マーケットプレイスから手動でインストールする |
- 自動の IDE 検出が失敗する場合、またはスタンドアロンのターミナルから特定の IDE インスタンスに紐づけたい場合、
GEMINI_CLI_IDE_PIDに IDE のプロセス ID を設定する。設定すると自動検出を飛ばしてその PID で接続を試みる
設定
export GEMINI_CLI_IDE_PID=12345
/ide install
/ide enable
/ide status
関連
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