factsGemini CLIide-integration

stable4 日前 · 2026-08-09

IDE Integration

概要

Gemini CLI と IDE を連携させ、ワークスペースの文脈把握とエディタ内での diff 表示を可能にする。連携方法は 2 つ。

  1. VS Code companion extension: Antigravity、Visual Studio Code、その他 VS Code 互換エディタに「Gemini CLI Companion」拡張を入れる
  2. Agent Client Protocol(ACP): AI コーディングエージェントと IDE の相互運用のためのオープンプロトコル。JetBrains や Zed との連携で使われ、ACP Agent Registry を通じて発見・インストールできる

仕様

VS Code companion extension の機能

  • ワークスペースのコンテキスト
    • 直近アクセスした 10 ファイル
    • カーソル位置
    • 選択テキスト(上限 16KB。それより長い選択は切り詰められる
  • ネイティブ diff: IDE の diff ビューアで変更を確認・編集・受け入れ/拒否できる
  • VS Code コマンド(Command Palette)
    • Gemini CLI: Run: 統合ターミナルで新しいセッションを開始する
    • Gemini CLI: Accept Diff: アクティブな diff エディタの変更を受け入れる
    • Gemini CLI: Close Diff Editor: 変更を拒否して diff エディタを閉じる
    • Gemini CLI: View Third-Party Notices

インストール

  1. 自動の nudge(推奨): 対応エディタ内で Gemini CLI を実行すると環境を検出して接続を促す。「Yes」で companion 拡張のインストールと接続の有効化まで自動で行う
  2. CLI からの手動インストール: /ide install。IDE に合った拡張を見つけて入れる
  3. マーケットプレイスからの手動インストール: VS Code Marketplace、VS Code のフォーク向けには Open VSX Registry
    • 手動インストール後は CLI で /ide enable を実行して連携を有効にする必要がある
    • 「Gemini CLI Companion」拡張は検索結果の下の方に出ることがあるとの注意書きがある

操作

  • /ide enable / /ide disable で接続を制御する。有効なとき、Gemini CLI は自動的に companion 拡張への接続を試みる
  • /ide status で接続状態と IDE から受け取っているコンテキストを確認する
  • ファイル一覧はワークスペース内の直近 10 ファイルに限られ、ディスク上のローカルファイルのみを含む

diff の操作

diff を受け入れる方法:

  • diff エディタのタイトルバーのチェックマークをクリックする
  • ファイルを保存する(Cmd+S / Ctrl+S
  • Command Palette で Gemini CLI: Accept Diff を実行する
  • CLI のプロンプトに yes と答える

diff を拒否する方法:

  • タイトルバーの 'x' をクリックする

  • diff エディタのタブを閉じる

  • Command Palette で Gemini CLI: Close Diff Editor を実行する

  • CLI のプロンプトに no と答える

  • diff ビュー内で提案された変更を直接編集してから受け入れることもできる

  • CLI で「Allow for this session」を選ぶと、以後は自動承認されるため IDE に変更が表示されなくなる

ACP

  • Gemini CLI は ACP Agent Registry で正式に提供されている。対応 IDE 内から直接インストール・更新でき、手動ダウンロードや IDE 固有の拡張が不要になる
  • JetBrains IDE(IntelliJ IDEA、PyCharm、GoLand など)は registry を組み込みでサポートする
  • Zed も ACP Agent Registry と統合している
  • ACP Agent Registry に対応する他の IDE も、組み込みの registry 機能から Gemini CLI を入れられる

sandbox との併用

  • macOS: IDE 連携は companion 拡張との通信にネットワークアクセスを要する。ネットワークを許可する Seatbelt プロファイルを使う必要がある
  • Docker(または Podman)コンテナ: コンテナ内から、ホスト上で動く VS Code 拡張に接続できる。CLI は host.docker.internal の IDE サーバーを自動的に探すよう構成されている。通常は特別な設定は不要だが、コンテナからホストへの接続を許す Docker のネットワーク設定が必要になりうる

切り分け

メッセージ原因対処
Failed to connect to IDE companion extension in [IDE Name]接続に必要な環境変数(GEMINI_CLI_IDE_WORKSPACE_PATH または GEMINI_CLI_IDE_SERVER_PORT)が見つからない。通常は companion 拡張が動いていないか初期化に失敗している拡張のインストールと有効化を確認し、IDE で新しいターミナルウィンドウを開いて正しい環境を拾わせる
IDE connection error. The connection was lost unexpectedly.companion への接続が失われた/ide enable で再接続。続く場合は新しいターミナルを開くか IDE を再起動する
Directory mismatch...CLI の作業ディレクトリが IDE で開いているワークスペースの外にある同じディレクトリに cd して CLI を再起動する
To use this feature, please open a workspace folder in [IDE Name]...IDE でワークスペースを開いていないワークスペースを開いて CLI を再起動する
IDE integration is not supported in your current environment.対応 IDE ではない環境で実行しているAntigravity や VS Code など対応 IDE の統合ターミナルから実行する
No installer is available for IDE./ide install を実行したが、その IDE 向けの自動インストーラが無いマーケットプレイスから手動でインストールする
  • 自動の IDE 検出が失敗する場合、またはスタンドアロンのターミナルから特定の IDE インスタンスに紐づけたい場合、GEMINI_CLI_IDE_PID に IDE のプロセス ID を設定する。設定すると自動検出を飛ばしてその PID で接続を試みる

設定

export GEMINI_CLI_IDE_PID=12345
/ide install
/ide enable
/ide status

関連

  • facts/gemini-cli/commands.md
  • facts/gemini-cli/configuration.md
  • facts/gemini-cli/sandbox.md
  • facts/gemini-cli/trusted-folders.md