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プロジェクトマネジメント

IT業務の全体地図 / project-management

1 か月前 · 2026-08-16AI: 今は人がやる

この工程は何をするのか

全工程にまたがる。IT パスポート試験シラバス Ver.6.5 の「27. プロジェクトマネジメント」の定義。

② プロジェクトマネジメントのプロセス ・プロジェクトを立ち上げ,計画に基づいてプロジェクトを進め,レビューなどを通じて進捗,コスト,品質及び資源を管理し,目標を達成する流れであること

用語例に道具立てが並ぶ。

プロジェクト憲章,プロジェクトスコープマネジメント,プロジェクトコミュニケーションマネジメント,プロジェクトリスクマネジメント,プロジェクトマネージャ,プロジェクトメンバー,ステークホルダ,WBS(Work Breakdown Structure),アローダイアグラム,ガントチャート,リスクの対応策(回避,軽減,受容,転嫁)

管理する対象は4つ(進捗・コスト・品質・資源)と明示されている。どれか1つだけを見ていると他が崩れる。

リスクの対応策

用語例の4つは、覚えるだけでなく実際に選ぶことになる。

対応策意味
回避リスクのある選択肢を採らない
軽減起きる確率か影響を小さくする
受容起きたら受け入れると決めておく
転嫁保険や委託で他者に移す

「受容」も対応策である点が見落とされやすい。すべてに手を打つ必要はなく、手を打たないと決めることも管理のうちになる。

具体的な成果物

成果物中身
プロジェクト憲章何のためのプロジェクトで、誰に権限があるか
WBS とスケジュール作業を分解したものと、その順序・期日
進捗・コスト・品質・資源の管理記録計画と実績の差

つまずきやすいところ

AI で速くなった分を、そのまま前倒しの前提にする。 実装工程は確かに縮むが、要件定義や受入れは人の合意に律速される。実装だけを基準に計画すると、前後が詰まる。

広め方を計画に入れない。 事例カタログの船井総研グループは4か月で全社導入し、利用が定着した理由として「Gmail / ドライブ / Meet / Chat といった日常的に使うアプリとの連携が容易」「成功事例を積極的に共有する社内文化」などを挙げている(cases/ai-activation-catalog.md)。導入は配ることではなく、使われるまでを含む。

AI に任せられる範囲

現時点では、この図書館に根拠となる記述がない。

この図書館が扱う3つのツールの仕様は、コードを扱う作業についてのもので、進捗管理やリスク管理を扱った記述が無い。裏付けの無い工程で「AI に任せられる」とは書かない規則にしている(docs/schema.md)。

事例カタログを covers に挙げているのはつまずきやすいところの根拠としてで、AI がプロジェクトを管理した記録ではない。そのため ai_leverage は low にしている。

なお事例カタログには、AI 導入プロジェクトを人がどう進めたかの記録がある(4か月での全社導入、ガバナンスの敷き方、定着した理由)。この工程を実際に回すときの参考にはなるので、目を通す価値はある。

まだ人がやること

期日を約束すること。 見積りの根拠を説明し、外れたときに調整するのは人の役割になる。

人を配ること。 シラバスの活用例に「業務における最適な人的資源の配置」が挙がっている。誰に何をさせるかは、その人の状況を知らないと決められない。

リスクをどう扱うか選ぶこと。 回避・軽減・受容・転嫁のどれを採るかは、組織がどこまで損失を許容できるかの判断になる。

この工程の位置づけ

ねらい
進捗・コスト・品質・資源を管理して、決めた目標に着地させる
成果物
プロジェクト憲章 / WBS とスケジュール / 進捗・コスト・品質・資源の管理記録
試験範囲
マネジメント系 / プロジェクトマネジメント

AI に任せられると言える根拠

上の「AI に任せられる範囲」は、以下のページに書かれていることだけを根拠にしています。 裏付けの無い主張を書けないよう、件数はビルド時に検査しています。